所蔵作品
所蔵作品紹介
DEGAS, Edger(エドガー・ドガ)
マネとマネ夫人像

印象派の誕生に指導的役割を果たしたドガとマネが、作品を互いに交換した時、ドガはマネにこの絵を贈った。しかしマネはドガの描いた夫人の顔の歪みが気に入らず、顔のあたりから切り取ってしまった。変わり果てた自分の絵に怒ったドガはそれを取り返した。後に、夫人を復元するつもりで下塗りしたカンヴァスを継ぎ足したが、一日延ばしにしているうちに、そのままの状態になってしまった。
ドガは当時、大きく転換した近代的市民生活を描いた画家であるが、優れた肖像画も多く残した。彼はまるで心理学者のごとく、モデルが一瞬見せる何気ない身振り、表情、癖に、その人の隠された本質を読み取った。周到に計算されたスナップショット的ポーズは構成されており、モデルが知っている自分自身よりその人らしく描いた。ここでも夫人のピアノ演奏に退屈しきってソファーによりか掛かっているマネの屈託ない表情と無造作なポーズに、かえって彼の自信と尊大さを窺い知ることができる。
| 部門 | 絵画 |
|---|---|
| 作家名 | DEGAS, Edger(エドガー・ドガ) |
| 生没年 | 1834-1917年 |
| 作品名 | マネとマネ夫人像 |
| 制作年 | 1868-1869年 |
| 大きさ | 65.0×71.0cm |
| 技法・素材 | 油彩・カンヴァス |