所蔵作品
所蔵作品紹介
RODIN, Auguste(オーギュスト・ロダン)
ピエール・ド・ヴィッサン

「カレーの市民」のなかの一体。百年戦争のまっただ中の1346年、英国により包囲されたドーバー海峡に面した北フランスの港町カレーの町を救うために人質となり町を救った市民たちの記念碑として制作されたものである。ロダンは、町を救った6人を劇的な姿でそれぞれ異なったポーズをとって表現している。そのなかでも本作品は、群像の要となる動きをしている。右腕を高く上げて、上体を大きくひねり、顔を背けたポーズは一見激しさを感じさせるが、その身振りは緊張したバランスを保ち、顔の表情から指先の細部に至るまで絶望の念が支配している。像を一回りして見ると、どの位置からでも姿態の緊張感が伝わってくる。この生々しい感情と迫真の肉体表現こそがロダンの実現した特質である。
| 部門 | 立体 |
|---|---|
| 作家名 | RODIN, Auguste(オーギュスト・ロダン) |
| 生没年 | 1840-1917年 |
| 作品名 | ピエール・ド・ヴィッサン |
| 制作年 | 1884-1895年 |
| 大きさ | 204.5×96.0×100.0cm |
| 技法・素材 | ブロンズ |