本展は、「アート」と「本(ブック)」という切り口から、北九州市立美術館とうらわ美術館の所蔵品が「コラボレーション」する企画です。
日本東西に建つ、このふたつの美術館は、経緯や環境も含めそれぞれ異なった歴史を歩んできましたが、共通する多くのアーティストやテーマを含んでいます。ピカソ、ルオー、マティスから恩地孝四郎、具体美術協会、駒井哲郎、加納光於、若林奮…。一見すると脈絡のないそれぞれのコレクションがここに出会うことによって、新たな物語がみえてきます。
企画展
開催中の展覧会
ABC アートとブックのコラボレーション展
(ABC Arts and Books, Collaborated works)
2012年5月12日(土)~6月24日(日)

| 開館時間 | 9:30~17:30(入館は17:00まで) |
|---|---|
| 休館日 | 毎週月曜日 |
| 観覧料 |
一般800(600)円 高大生500(400)円 小中生300(200)円 ※( )内は前売および20名以上の団体料金 ※年長者施設利用証(北九州市交付)、障害者手帳を提示の方は無料 ※前売券はローソンチケット、チケットぴあ、セブンイレブン、小倉井筒屋、黒崎井筒屋で販売。ただしローソンチケット、チケットぴあ、セブンイレブンについては、展覧会開催中は当日料金での販売となります |
| 主催 | 北九州市立美術館/読売新聞社/美術館連絡協議会/TVQ九州放送 |
| 協賛 | ライオン/清水建設/大日本印刷/損保ジャパン |
| 後援 | NHK北九州放送局/九州旅客鉄道株式会社/西日本鉄道株式会社/北九州モノレール/筑豊電気鉄道株式会社 |
北九州市立美術館のコレクション
1974年、建築家・磯崎新の設計による大規模な西日本公立美術館の先駆けとして、北九州市戸畑区に開館。前身となる北九州市立八幡美術館は1958年、旧八幡市の八幡美術工芸館として開館。収集内容は、国内外の近現代美術を中心に絵画、彫刻、素描、版画など対象は多岐にわたる。開館以来、個展開催に合わせ作品を収集するなどにより現代作家の代表作や大作をはじめ約7,000点を所蔵している。1987年、同じく磯崎新によりアネックス棟を増設、2003年には小倉北区の中心市街地に複合文化施設リバーウォーク北九州の一角に分館が開館し、多角的な展覧会を開催している。
うらわ美術館のコレクション
2000年、「本をめぐるアート」を収集の柱のひとつとする都市型の美術館として、さいたま市(旧浦和市)に開館。優れた地元関連作家の顕彰を進めるとともに、挿絵本やアーティストブック、本のオブジェなど「本のアート」を収集・研究の対象とすることで個性的なコレクションを形成している。すでに海外においては美術作品としての本の評価が高まるなか、本に関わるアートワークの本格的な収集はうらわ美術館が国内初の試みであり、開館以来10年を経てそのコレクションはすでに1,000件を超える。現在ではその所蔵品展が全国に巡回されるなど収集コンセプトが注目を集める。
Chapter 0
出会い
類似と相違、相関関係からみえる、もうひとつの光。

加納光於/大岡信
《アララットの船あるいは空の蜜》
1971-72年 北九州市立美術館蔵

加納光於/大岡信
《アララットの船あるいは空の蜜》
1971-72年 うらわ美術館蔵
Chapter 1
読む
読めない本を読む。文字ではなく作品を読む。

荒川修作
《意味のメカニズムから(A+B+C)》
1972年 北九州市立美術館蔵
©Madeline Gins/Courtesy of ABRF,Inc

山口勝弘
《LIBER LIBER》
1975/2001年 うらわ美術館蔵
Chapter 2
報じる
本はメディアである。残るメディアである。

月岡芳年
『郵便報知新聞』 第五百卅二號
1875年 北九州市立美術館蔵

宮武外骨
『スコブル』1-14,17-27号
1916-19年 うらわ美術館蔵
Chapter 3
編む
本には始まりがあって終わりがある。編み方次第で物語が変わる。
Chapter 4
開く
むしろ閉じた本に、込められた思いと未来を感じる。

元永定正
《作品》
1960年 北九州市立美術館蔵

吉原治良、ミシェル・タピエ、元永定正、白髪一雄、田中敦子、山崎つる子、村上三郎、嶋本昭三、吉原通雄、吉田稔郎、正延正俊、鷲見康夫、金山明、浮田要三、大原紀美子、有方敏郎 ほか(全18人)
『具体-インターナショナル・スカイ・フェスティバル』(部分)
1960年 うらわ美術館蔵
Appendix
若林奮
「彫刻」と「ブック・オブジェ」。

若林奮
《作品 No.2》
1987-88年 北九州市立美術館蔵

若林奮/吉増剛造
《LIVRE OBJET Ⅱ》
1971年 うらわ美術館蔵
学芸員によるギャラリートーク
| 日時 | 5月12日(土)/6月2日(土)/6月17日(日) 各回14:00~ |
|---|---|
| 場所 | 展覧会場内 参加無料(ただし本展観覧券が必要です) |